No.18(最終回)恋うさぎ談義

 

🎶 ラブリーフラワー

ミス麗子はラジオ局の社長室にいた。
ミス麗子が突然のお休みを申し出たのである。

社長:絶好調なのに、またどういうわけで?

ミス麗子:はい。
四天王から次の二代目クレオパトラを
出したいと思いまして。

4人の実力や器量が見えてくる頃まで、
わがままを言わせていただけませんか?

社長:それは話題になりそうだね。
だけど、ほどよい時期に
戻ってきてくれないと。

ミス麗子、
君を社外取締役にという声があって ━━ 。

ミス麗子:まぁ、光栄だこと!

こんなやり取りが交わされ、
毎週一人ひとりオーナーママが
ナビゲーターを担当することになった。

………………………………

〔ブース内。番組のプログラムは順調に進み、
“今宵のゲスト”コーナーとなった〕

ミス麗子: 今宵は、
私のスタイリッシュセンスのアドバイザー、
プリンチェをお招きしました。

ようこそ!
プリンチェ、はい、Kissチョコです。

プリンチェ: きゃ~、嬉しい。
こんな凄い番組に出してもらって(笑)。
麗子ちゃま、どうも。

ミス麗子: うちのお店の
ホステスさんたちには、
プリンチェファンが多いですよ。

プリンチェ: まぁ、ホント?

ミス麗子: 私とミス花凛の
お店のホステスさんたちは、
プリンチェから美意識のセンスを
学んでいますのよ。

ところで、番組名も、
ブリンチェでしたわね。
あの発想はどこから?

ブリンチェ: 恋は深夜にするものじゃない?

ミス麗子: ラブの行為のことかしら?

プリンチェ: ラブを含めて、
ラブラブなら夜明けのコーヒーのあと、
またじゃれ合うでしょ?

ミス麗子: あっ、そうね…。
となると?

プリンチェ: その人のこと、
好きで好きでたまらないなら、
眠りにつくときにも
その人の顔や姿があらわれるし、
眠っていても、夢の中にもあらわれちゃう。
また深夜のお電話で甘いおしゃべりも…。

もちろん、
「ねぇ、もう一度愛して、ネッ」
なんていうことも …(笑)。

ミス麗子: そういえば、そうそう。

高校のとき、
悩みながら夜中にラブレターを書いていたわ ━━ 。

プリンチェ: それよ。
恋の深夜便、
ラブレターは静まり返った夜中に書くわけ。
ねっ、麗子チャマ。

ミス麗子: さすが、プリンチェ。
たくさん素敵な恋をしてきたんでしょ?
恋多きプリンス? 
あれ、プリンセスかしら(笑)。

フジテレビの番組で、
マツコ・デラックスさんが
そんなことを言っていたわね。
で、本当はどちら?

プリンチェ: そう、
大好きなマツコ・デラックスさまからね。
で、サンマちゃんが
プリンチェ、プリンチェ!と呼ぶの。

ジェンダーね、それがわからなくて、困ってる ━━ 。 
ジェンダーレスかな…。 

キレイな女の人を見ているのは大好き!
ただね、ドラマになるような
恋ばかりしてきたから、
特に欲しい…とはあまり思わないの。
かと言って、男かとなると??(笑)

ミス麗子:でも聞きましたよ。

何人もの女優や歌手の方が
プリンチェにはまってるって。
プリンチェは「恋うさぎ」
だって聞いてますよ。

プリンチェ:はまる?
そんな表現はnoよ(笑)。
プリンチェはとっても優しいの。

傷ついたり、
疲れきった女性に寄り添ってあげてきたのね。
朝になったら酔い潰れて、
なぜか隣りに寝てる人も(笑)。

プリンチェにヘルプを
求めにくる皆さんには、
安心した媚薬を探してるのかも。

人によっては、
思いきり泣かせてあげるの、心ゆくまで ━━ 。

まぁ、恋うさぎ…かも。

ミス麗子: じゃ、恋うさぎさんに、
いずれ私にも寄り添って
いただこうかしら(笑)。

プリンチェ: 麗子ちゃまならいつでも!
プリンチェの肌はめちゃシルキーだし、
悩殺されるわよ、

覚悟してね!

ミス麗子: それはこちらの
セリフなんですけれど(笑)。

ところでプリンチェは
スタイリッシュディレクターでしょ?

どんなことをするのか、
リスナーの皆さまに教えていただける?

プリンチェ: 本気でキレイになりたい! 
変わりたい!
と、アピールしてきた人たちを変身させるお仕事よ。

イメージや印象を変えたり、
その方の脳の使い方を変えたり、
役づくりを手伝ったり。

ラジオ局にくる前にも、
ダイエット希望の大使夫人秘書さんにブラを選んできたの。

ミス麗子: え? 
じゃ、お胸を見たり、
触れたりも?

プリンチェ: もちろんよ。

プリンチェに見られたり、
触れられるの、嫌じゃないみたい(笑)。

感じちゃって
恥ずかしいって照れる方も。

プリンチェは紳士淑女系プチおネエだから、
安心なのよ(笑)、きっと。

ミス麗子:こうしておしゃべりしているだけで、

何か癒やされてくるもの、不思議 ──。

リスナーの皆さま、
麗子はプリンチェマジックにかかったかな。

ミス麗子:あっ、わかったわ。
プリンチェが「恋うさぎ」の理由が!

うさぎさんって、キュートで、ほんわかして、
可愛いがりたくなる温もりキャラでしょ?

しかもプリンチェは、綺麗で、シルキー肌だもの。
女性のほうから、
甘えていきたくなる母性性があるのよね。
いつのまにか、プリンチェに惹かれていくんだわ。

プリンチェはフェミニストでもあるじゃない。
女優や歌手の方々はわがままを受け入れてもらえ、
傷心の女性は包んでもらえる、
ということでしょうね。
わかる気がするの……。

プリンチェ: 人はどなたでも、
恋うさぎになれますよ。

「この人と恋がしたい!」と感じてもらえる
恋オーラさえ出せれば、
恋うさぎになれますよ。

ミス麗子: 私も、
恋うさぎになっちゃおうかしら ── (笑)。
リスナーの皆さま、
恋うさぎを増やしましょうよ。
素敵なラブして、
こどもを増やすこと、必要ですし。

プリンチェ: プリンチェも、そう思うの!

了。

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